B1A4 ジニョン初主演映画 『僕の中のあいつ』感想

上記のダメ男の曲で有名になった「잘자요チャルジャヨ 굿나잇グッナイ」も、同グループのバロと共同作詞、作曲はジニョンだそうです。

デビュー時の所属事務所との専属契約期間が終了した後は、グループとは別の所属事務所に移籍。現在は、俳優活動をメインに活躍しています。

あらすじ

気弱でぽっちゃりのいじめられっ子、高校生ドンヒョン(ジニョン)。ある日、クラスメイトのヒョンジョン(イ・スミン)の靴を取って来いと、屋上の無茶な場所に靴を掛けて脅される。ドンヒョンは靴を取ろうとした瞬間、屋上から転落してしまう。転落した先には、パンス(パク・ソンウン)が立っており、2人は衝突し意識を失ってしまう。

気が付くと、パンスは病院にいた。だが周りの様子がいつもと違う…。鏡を見ると、ドンヒョンと体が入れ替わってしまったことに気が付く…！

仕方なく、高校に通うことになるパンス。ひょんなことから、ヒョンジョンの母が昔のパンスの恋人、ミソン(ラ・ミラン)だと言うことが判明し、ヒョンジョンは自分の娘だと言うことを知る…！

見どころ

ドンヒョン(中身はパンス)と周囲の掛け合いが面白い

2時間程の映画ですが、コメディ要素が沢山あって、飽きません。

2/3ほどは、殆どドンヒョン(中身はパンス)のシーンばかりなのですが、高校生活の様子が面白く描かれています。気弱なはずのドンヒョンが、退院して来たら堂々とした性格になっていて、年上にもタメ口で話します。その度に「ドンヒョンは事故で頭を強く打ったので~」と言うんですがそれでよく通じるなあと。(笑)校長室に入って、一番偉い方が座る席に迷いも無く座ったりします。

終盤、ドンヒョン(中身はパンス)が大怪我を負い、病院へ運ばれるのですが、ドンヒョン(中身はパンス)は意識が朦朧とする中、ヒョンジョンにお前の父親は自分だと告げるシーンがあります。ヒョンジョンからしたら、中身はパンスだと言うことを知らないので、意味不明(笑)掛け合いが一番面白い場面でした。

ジニョンとパクソンウンの1人2役に注目！

元々のドンヒョンと、パンスの時のドンヒョン。どちらも全く違和感無く演じ切っていたと思います。ぽっちゃりしていた時は、特殊メイクもありましたが、今までのB1A4のステージ上でのイメージと違いすぎて、ジニョンだと気が付かない程でした！減量したあと、本来のドンヒョンに戻った時は、とっても可愛らしい高校生になっているので必見です！

パク・ソンウンは、怖い役も明るい役も、ぴったりの雰囲気で演技される方ですよね。今回も、映画が始まって直ぐは、冷徹な感じの役でしたが、ドンヒョンが中身の時は、大きい体なのに、キュートな男性に様変わりしていました。ヤクザに襲撃された時は、さりげなくミソンの後ろに立つし(笑)最後、ミソンのお店で働いているシーンでは、パンスの雰囲気が柔らかくなっています。1人3役くらいやったのでは？と思うほどです。

余談ですが、ぽっちゃりの時は特殊メイクをして撮影に挑んでいたジニョン。1回につき500万ウォン(50万円くらい)かかっていたそうです。

豪華な俳優が勢ぞろい！

脇を固める俳優さんたちも、とても豪華なんです！パク･ソンウンは勿論のこと、

• 『応答せよ1988』でブレイクしたラ・ミラン
• 出演作品は大体主人公の上司的存在の役(笑)キム・グァンギュ
• ここ数年、コンスタントにドラマに出演しているイ・ジュニョク

等、コメディー色強い作品にも多数出演されているバイプレイヤーが勢揃いなので、物語に安定感があります。

感想

映画を通して、笑えるシーンばかりで楽しかったです！

特にパンス(中身はドンヒョン)の目が覚めてからは、ギャグ感満載でした。

ギャグの無いシーンも勿論あって、パンス(中身はドンヒョン)は終盤、核心をついた発言をするんですよね。奥さんの(恐らく政略結婚？)不倫の件で義父に呼ばれた時、自分もミソンと不倫していたたじゃないかと詰め寄られてしまいます。そんな時、『今まで後悔ばかりしてきたから、後悔しない人生を送りたい(＝好きではない人と結婚してしまったこと)』みたいなことを言うんです。勿論、離婚になんかなれば財産の相続は全部パァ。確かに、後悔しない人生を送りたいよなあなんて素直に思いました。

気軽に、何か作業をしながらでも見られる、ライトな映画です。ジニョンのアクションシーンも見応えありますので、是非見てみてください♪